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●父の好物 |
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ある日のファラミア。 「おお、そういえばまだ新居に父上をお呼びしていないな」
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「失敗のないようにせねば」 とりあえず兄に電話で相談。 「父上の好物を用意すればよいのではないか?」 ナイスアドバイスです。
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さっそくショッピングに。
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「父上の好物、プチトマトを植えるとしよう」
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しかしこれまで農作物など育てたことがない大将。 「うまく育てるコツはありますか?」
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「ミニ菜園かい? この肥料を使うといいよ、お兄さん。よく育つよ」
「かたじけない。わたしは弟だが」 …笑うところですか?
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自ら鍬を手に畑を耕すファラミア殿。
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慣れぬ手つきでせっせと植えます。
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水やりにも力が入ります。 「プチトマトが実った頃、父上をお呼びするとしよう」
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毎日育つのが楽しみ。
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「もうちょっとはやく育つよう、肥料をまこう」
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ある朝。
「そろそろトマトも実をつけた頃だろう」
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「……」
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「プチトマトのはずが……」 肩を落とすファラミア。
またまたむくわれない弟であった……。
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デネソール候の好物といえばやっぱりプチトマト(笑)。最初は単に農業に失敗したファラミア、という感じでしたが「王の帰還」鑑賞後はこういうストーリーに(笑)。ショップでおじさんから購入した肥料を与えるとビッグに成長することがあります。
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