シムピな中つ国

●招かれざる客

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イシリアンを模様替えしたファラミア

執務室でパソコンに向かいながら部屋のレイアウトを考える
「エオウィン姫が嫁いでこられたあかつきには2階を増築するとしよう」

とらぬ狸の幸せ算用。

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そこにいきなり王が訪問

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「こ、これは、我が王。よくぞいらっしゃいました」

まだ兄すら新居に呼んでいないのになぜ王が来た?

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「ちょっと近くまで来たのだ」

「お茶でもいれましょう」

「いや、それには及ばぬ」

そのガッツポーズは何なんだ。

PHOTO そして、くるなりプールに向かう王様
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人の家でひとしきり泳いだあと

「そろそろお昼ではないか?」

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「申し訳ございません、気がつきませんで」

あわてて食事の支度をするファラミア

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「そなたも食べるがよい」

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「ムカッ」
作ったのはファラミアなんですが

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「ちょっと味付けが濃いぞ、ファラミア」
「ムカッ」

だったら食うな

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文句をつけておいておかわり

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後かたづけは当然ファラミア。私作る人、王食べる人(古い…)。

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王を持て余すファラミア、思いあまってボロミアに電話。
「兄上、いきなり王が1人でおいでになりました。私だけではどう応対してよいものやら」

「何!王が。姿が見えぬと探しておったのだ。いますぐそちらに行こう」

徘徊老人か

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「ファラミア」
「兄上、よくぞいらっしゃいました」
「王はどちらに?」

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「プールで泳いでおられます」
「なに、プールだと?! おぉぉ!!それはまことか!」

おおげさだよ、ボロミア

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で、いっしょに泳いでどうする、ボロミア

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で、どうしてこうなる

「ファラミア、夕食はまだできぬか?」
「は、はい、ただいま」

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「私がボロミアの隣に座ろうと思ったのに、気がきかないヤツだな」

小学生じゃないんだから席でもめてどうする

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「最近、パソコンで執務をこなしております。マウスはとても便利ですぞ、兄上」
「マウス? ネズミで何をするのだ、不衛生な」

10万年前のギャグですか、ボロミア

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「食事中にネズミの話など失礼が過ぎるぞ」
「王のおっしゃる通りだ、ファラミア」

(涙)

シムピのなかでもむくわれないファラミア…。ちなみに王様はホントに呼びもしないのにやってきました。そしてシムピでも知性派ファラミアは「パソコン」関連の話題が好きなんですが、王とボロミアは…。

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